【蕪のもちあわ餡】
昆布だしでコトコト煮た蕪にもちあわを入れて、蕪の葉を散らし、葛粉でとろみをつけたものです。
もちあわからも少しとろみが出ます。
お好みで葛を入れてとろみの調節をしてください。
シンプルなだけに、素材と調味料にはこだわりたいものです。
精製された塩には旨味はないばかりか、現代人に足りないと言われているミネラルの数々が取り除かれた状態。
昔ながらの手法で作られている自然塩を選んでください。旨味がまったく違ってきます。
栄養がしっかり残っていれば、舌はちゃんと満足します。塩の個性も知って、様々な塩を使い分けると面白いですね😊
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【蕪】
蕪は七草粥に入れる、春の七草スズナとしても知られています。
消化機能、免疫力を高め、腹部胸部を温めると言われています。
喉、肺など呼吸器系を守る働きもあります。
蕪の根の白い部分に豊富な
•ビタミンC
•カリウム
•消化酵素のジアスターゼ
ジアスターゼは炭水化物の消化を助けます。
ただし、上記は熱に弱いので、この効果を期待するのであれば生で食べた方がいいかもしれません。
カリウムに関しては、煮る水に溶けやすいので、煮汁ごとしっかりと取り入れたいものです。
蕪の葉の部分に豊富なのが
•ビタミンC、B1、B 2
•βカロテン
•葉酸
•カルシウム
•鉄
•食物繊維
特に貧血に悩まされる女性には嬉しい栄養素がたっぷり。鉄分はもちろんのこと、造血ビタミンと呼ばれている「葉酸」は新しい赤血球を作り出すのに必要な栄養素です。
またビタミンCが鉄分吸収を高めてくれて嬉しい事だらけ。
根にも葉にも含まれているのがイソチオシアネート。
清涼感のある辛みですが、これは抗酸化作用があり、免疫力を高めてくれるとの事、殺菌作用もあるので、生食やサッと火を通す調理で取り入れるといいかもしれませんね。
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弥生時代には栽培されていた記録が残っている蕪ですが、その頃の蕪と今の蕪、形は変わったのかな…味は違うのかな〜?と気になります。
栄養価は確実に、昔の方がよかったのではないかなと思いますが……
縄文時代から食べられている「粟」については、ひとつ前の過去記事「もちあわ🌾ぜんざい」をみてくださいね☺️
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