9/1 中央公民館 薬膳教室③

9月の教室では生徒さんがやっと「陰と陽」「五行ってなあに?」というところがうっすらとテキストを見て理解してくださったところ。

なので、中医学でみる五臓六腑のお話をしました。


西洋医学が基本の現代っ子にとって(戦後生まれの人はみ~んな現代っ子ですよ(笑))

「肝臓」って言われたら…

「腎臓」って言われたら…

もう、臓器そのものしかイメージにありませんよね(⌒∇⌒)

ですが、そもそも臓器の名前は東洋医学のもの!ってご存知でしたか?

後から入ってきた西洋医学の解剖図に、東洋医学の用語を当てはめて使ってしまっているだけで、本来の意味とは全く異なるものなのだそうです。


ここからは生徒さんが調理したそれぞれの班の個性があふれまくった(笑)

写真を間に挟んでのお話をしたいと思います(・∀・)

西洋医学ではピンポイントで治療すべき個所を見つけ出し、その個所にピンポイントでアプローチします。そこで基準となるものの一つとして臓器の機能の数値というものがあると思います。

数値異常があるかないか、それが治療を進めていく上での大きな判断基準となります。


東洋医学では臓器そのものではなく、臓器にさまざまな働きをつなげて考えていました。それが東洋医学で言う『臓』ですね。

臓器そのものの機能が数値として異常を示していなくても、その方の不調の記憶をさかのぼり、原因となる臓のつながりから治療すべき臓を特定して治療をします。

食養生もそのうちの一つです。

『臓器』と『臓』

の違いをなんとなく覚えておくと、生活の中での不調の原因に気がつけるかもしれません。

例えば…「肺」

「肺」は呼吸を通じて天の気を取り入れ、各臓腑の働きを調整。
皮膚や体毛、鼻をつかさどる。関連する体液は鼻水。

とあります。

肺と皮膚さらに鼻水…何の関係もないように思ってしまいそうですが、ピン!ときませんか?

あなたのお近くに小さな子どものころからアレルギーだった方がいたら是非聞いてみてください。

すべてがそうだとは言いませんが、アレルギーっ子が成長していくにつれてアレルギー反応に変化があったりする、そう「アレルギーマーチ」をご存知でしょうか?


ちなみに私自身、小学生から40代の今までで、気を抜くと悪化して症状が出てきてしまうものは見事に「肺」関連。


喘息

アトピー性皮膚炎

花粉症やハウスダストアレルギー、動物アレルギー


10年前、スピリチュアルなものが見えてしまうお友達に

「ますみちゃん!肺のあたりが薄黒くグレーに見えるよ!肺を大事にして!」と言われ、その時は

「いやぁ、私肺のことなんて言われたことないし、どちらかというと破滅的な貧血患者。」

と思っていましたが、最近やっと「肺か!!」と気が付きました。

10年目の真実( ´∀` )



なんとな~く繋がりを感じていただけたでしょうか?

ご興味のある方は是非是非、本屋さんや図書館へレッツゴー!

薬膳料理や東洋医学の本にたくさんの情報がありますよ(^▽^)/

9月のレシピは秋の養生をテーマにしました。

まだまだ暑い9月は旬の食材で穏やかに体の熱を落ち着かせてもらうのが一番ですが、これから来る乾燥の秋に向けて、残暑と秋の半々メニューになりました。

肺と大腸のトラブルが起こりやすい秋。

美味しい旬の食材に潤してもらいましょう!

まちゅらる ~恵里杏~

医食「農」同源をテーマに、食べ物や自然の持つ力で心も身体も健やかに(^^)五感で学ぶ大人の食育。 最新情報はInstagramをご覧ください。 恵里杏~めぐりあん~ 代表  水津真澄 megurian33@gmail.com