12月12日
12月の #せかい動物かんきょう会議 ZOOプログラム3️⃣では
テーマ【ワオキツネザル】を取り巻く環境について、宇部市のこどもたちと学びました☺️
1️⃣はシロテテナガザル
2️⃣はニホンザル
に続く3️⃣ワオキツネザルです。
ワオキツネザルについての生き物の特徴を飼育員さんから教えてもらったり
実際にときわ動物園でワオキツネザルを観察しながら、ワークシートに特徴をメモしたり絵を描いたりしました。
もう、真剣に観察してカキカキしているこどもたちの可愛らしいこと!
この集中力は尊敬します✨
観察したワオキツネザルをもとに、それぞれが変身する自分のワオキツネザルキャラクターを描きました。
個性が爆発していて🤣マッチョあり、キュートあり、お洒落さんありのキャラクターづくりに見ている私たちもワクワクでした。
ペープサート(紙に貼り付けたキャラで寸劇をしました)で、ワオキツネザルを取り巻くマダガスカルでの環境を3匹の対話で問題提起しました。
私は主人公のワオキツネザルのワワオ君を演じました。
劇中の3匹の仲間たちのために、どんな事をしてあげられるのか?
人間にどうして欲しいのかを、自分たちでデザインしたキャラクターになりきって考え、感じた事や考えた事を森という名の班で発表し合います。
ともだちの感じた事をメモメモしながら、自分の考えもメモメモしながら📝
最後に人間に戻って、人間として何ができるかを考えていきます。
生き物に寄り添って考えることのできるこどもたちの優しさに、私自身救われる思いがあります。
「ぼくたち、私たちはこういう事をしていくぞー!」という【かんきょう宣言】を絵や文字で自由に表現して描きます。
大人の森もこどもの森もいっぱい考えました。
最後の最後に
マダガスカルで活動している【エコロジーオンラインの上岡さん】のお話をみんなで聴きました。
100年前まではマダガスカルの8割が森だったのに今は8%しか残っていない事を知りました。
木がないという事は
動物の住むところがない事、減っていく事
山に木の根がない事によって土が流れやすくなる事や水が大量に流れ出てしまう事、土が劣化していってしまう事…
燃料として、生きるために木を切っている事がどんどんと死に近づいてしまう行動となってしまうこと…
急な人口の増加
島外からの経済が入ってきたことによって、貨幣価値が入ってきた事による生活バランスの崩れも感じました。
世界の未来縮図をみたような気持ちになりました。
今回上岡さんはこどもたちに向けて話してくださったのですが、以前スタッフに向けて話してくださった内容は更に貧困についても話されていて、それはもう衝撃でした。
マダガスカルでは調理のために使う木をできるだけ切らなくていいように、支援団体の方々が様々な活動で支えていらっしゃいます。
牛の糞のメタンガスが燃える事を利用したガスコンロは木にかわるエネルギーとして少しづつ使われ始めているそうです。
木や森の大切さを知ってもらうために、マダガスカルのこどもたちへの教育としてぬりえで伝えたり、お国柄ダンスや歌が大好きなマダガスカルの人々へラジオを通じて音楽で伝えたりしているそうです。
40人ほどしか通っていなかった小学校へ今では150人ほどに増えてきているそうです。
現地の人と一緒に活動することが大切だよと教えてくださいました。
マダガスカルについて調べてみると問題は山積みです。
自然環境や貧困問題だけではありません。
そのすべてが悪循環になってどこから解決の手が入れるのか全くわかりません。
その問題は、もともとマダガスカルにあったものでは無いように思えます。
全く関係ないと思っていた遠く離れた国の私たちの行動によって、間接的に影響があり引き起こされたものもあるのではないかと感じます。
今回のzooプログラムで参加してくれた親子が家に帰ってからもニュースを意識したり、今まで感じなかったことに感じたり気づきを持つようになったり、そんなご家庭が増えたら…
世界は気付く事によって変わっていくと信じています。
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